この記事は与太話である。
前回、前々回と、福岡県筑後市の船小屋温泉郷についての記事を書いた。
マイケル・ファデラー
船小屋温泉郷については先の記事をご覧いただくとして、その船小屋温泉郷の泉質は含鉄と含二酸化炭素に加え、マグネシウム、ナトリウム、カルシウムが豊富な温泉となっている。
ちょうど船小屋温泉郷の記事を書いている最中、むかし読ませていただいていたブログをふと開いていた。
温泉とも科学とも関係のないそのブログ記事の中に、「電磁誘導」の法則を発見した「マイケル・ファラデー」という科学者・物理学者の話が書かれていた。
ファラデーは、ナトリウムやカルシウムなどの元素を発見した科学者かつロンドンで人気のエンターテイナーでもあった、ハンフリー・デービーの大ファンになり〜
このファラデーの発見のおかげで、継続的に電気を供給する発電機(モーター)が生まれ、私達の暮らしは豊かさを得ているそうだ。
寒さの中、ストーブにあたってぬくぬくとブログを書いていられるのも「マイケル・ファラデー」のお陰なのか、と初めて知ったファラデーが身近な存在に感じられる。
ハンフリー・デービー
その記事の中では、ファラデーの師となった「ハンフリー・デービー」のことにも触れられていた。
「ナトリウムやカルシウムを発見した?!」
いま、そのナトリウムやカルシウムが豊富な船小屋温泉郷の記事を書いているところなんだよっ!と私は興奮した。
そこで、師である「ハンフリー・デービー」の方に夢中になって調べた。
元素
ハンフリー・デービーは、1778年12月17日イギリス生まれの科学者・発明家。
彼は「ボルタ電池」という装置を使って物質を電気分解し、新元素を次々と発見した。
カリウム |
ナトリウム |
カルシウム |
ストロンチウム |
バリウム |
マグネシウム |
カリウム、ナトリウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、マグネシウム
6つの元素を発見した化学者は、デービーただ一人という偉業らしい。
船小屋温泉郷とハンフリー・デービー
恋ぼたる温泉館は、マグネシウム・ナトリウム炭酸水素塩泉、そしてカルシウムを多く含んだお湯。
船小屋鉱泉場は、泉質にこそカルシウムは入っていないが34.7mgとナトリウム、マグネシウム同様多くのカルシウムを含んでいる。
ハンフリー・デービーの発見した3つの元素が入ったお湯であるのだ。
科学者達が元素を発見しなければ、温泉はただの水・湯だったかもしれない。
科学者たちがそこに価値を与えたともいえる。
船小屋温泉郷の湯に浸かるときは、遠くイギリスに生きたハンフリー・デービーに想いを馳せてみるのはどうだろう。
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