温泉レポート14回目は、阿蘇の内牧温泉 「大阿蘇温泉」を紹介する。
その温泉とは?
大阿蘇温泉
どこにある?
熊本県阿蘇市内牧135
熊本県東北部にある熊本県阿蘇市にある温泉。
どんな温泉?
阿蘇市にある温泉区【内牧温泉】(うちのまきおんせん)のひとつ。
阿蘇山の麓、田園風景を走り抜けると数多くの温泉が現れる。かの有名な夏目漱石も訪れたという内牧温泉。
その中にある【大阿蘇温泉】は、「大阿蘇旅館」という民宿の温泉。
特徴は?
いきなり男湯・女湯の入り口があるので、履物を脱いだらスノコ向かいにある靴棚へ。
番台は見当たらない。店員さんの姿も見当たらない。
壁に目をやると、[料金入]の文字が。
埋め込まれたポストのようなものの中に入浴料を入れる。
料金を見てっ!
びっくりするでしょう
lovable温泉って無料とか200円の温泉がすきだよね
いい温泉が必ずしも高価格とは限らないのだよ温泉たまごくん
ドアを開けるとこの通り。
足を曲げたら5人程が入れる湯船。
ジャバジャバと出てくる源泉。大阿蘇温泉は源泉掛け流しの温泉。
肌当たりは柔らかく、やや白濁した鉄味の湯。
長湯をするのにちょうど良い湯加減だが、身体が温まるのが早い。芯から温まるので湯上がり後も心地良さが長く続く。
洗い場には蛇口がついているが、この写真を見返すまでその存在に気づいていなかった。お湯が出るのか水が出るのかは分からない。
この奥のプラケースに新しい湯が注がれ続けているので、洗面器を使いこの湯をすくって身体を洗う。
若干、湯船に注がれる湯の方が温度が高いため、こちらを使って洗う方もいる。他に人が居ない場合はそれでも良いのかもしれない。
しかし、私が一人この湯口の前に浸かっていた時、後から来た客がここで身体を洗い出し、汚れた湯しぶきを私にも湯船にも飛び散らせながら身体を洗い始めて最悪な気分になったことがある。
何度か足を運んでいるお気に入りの温泉でもあるので、こういった事に遭遇したことは大変残念だった。温泉が、ではない。
私ではなく、初めてここに来た人がこの場面に居合わせたら、客のマナーのせいで温泉の印象を悪くしてしまう恐れがあるのが残念だ。
浸かっている人がいる時はプラケースの方で身体を洗うようにしよう。
泉質は?
ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー硫酸塩温泉
(低張性 中性 高温泉)
源泉名 | 空欄 |
湧出地 | 熊本県阿蘇市内牧 135 源泉にて採取 |
泉温 | 43.9℃ (気温 17.6℃) |
湧出量 | 386リットル/min (掘削自噴) |
知覚的試験 | 無色透明 金気味 微硫化水素臭 |
pH値 | 7.0 (ガラス電極法) |
ラドン | 5.4 bq/kg (1.5✕10−10 Ci/kg) |
分析年月日 | 平成28年11月24日 |
《禁忌症、適応症等は温泉分析書別表中5に記載する》とあるが、別表の写真を取り忘れたのか見つからないので硫酸塩泉の禁忌症・適応症を記しておくことにする。
泉質別禁忌症 | 該当なし |
泉質別適応症 | きりきず・末梢循環障害・冷え性 うつ状態・皮膚乾燥症 |
ナトリウム・マグネシウム・カルシウムといえば、ハンフリー・デービーだ。
ナトリウムを多く含む硫酸塩泉(芒硝泉)は、外傷に適応があると言われている。
僕の殻のキズにも良さそう
ナトリウム等に比べたら少ないが鉄泉気分も味わえるので、鉄泉好きなら大阿蘇温泉も気に入るだろう。
思い出は?
内牧温泉で初めて訪れた温泉がここ大阿蘇温泉だった。
それからというもの内牧温泉が好きになった、という思い出の温泉である。
最初が大阿蘇温泉で良かったと思っている。
その他の情報
駐車場は5、6台とめることが出来る。
川沿いに建っている大阿蘇温泉だが、少し低い所にある上この入り口の前までこないと建物が見えないので、通りすぎないように気をつけよう。
脱衣所には鍵付きロッカーは無いので、貴重品は持ち込まないほうが良いだろう。
ひとこと
夏目漱石も訪れた内牧温泉。まずは大阿蘇温泉に入って内牧温泉の良さを知ろう
施設情報
〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧135
- ・入浴料 大人 200円/子供 100円(小学生以下)
- 営業時間 7:30〜 終了時間の表記はない
- 定休日 不明
- 備品 シャンプー類なし 洗面器と風呂いす有り
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